プチバトー

プチバトーは、1893年にフランスで誕生した子供服を中心としたアパレルブランドです。
もともとは、子供用の肌着の専門メーカーでした。
現在よく見るコットンニット製のショーツ、あれを世界で初めて作ったのは、なんとプチバトーなんです。
それまでアンダーウェアといえば、全てカルソンタイプ(スパッツやレギンスのように足を全部くるむもの)でしたが、それを『MAMAN LES PTITS BATEAUX』というフランスでよく歌われている童謡の、『ママン、海の上を走るあの小さなお船にはあんよがあるの?』という歌詞をヒントにして、子供のカルソンの足の部分をばっさり切ってみちゃったそうです。
すると、とても動きやすくなって快適な下着になり、プチバトーの革新的な発明『プチキュロット』(現在のショーツ)となりました。
社名もこの『小さなお船』に由来しているそうです。
さすが子供の肌着のメーカーから始まったプチバトー、着心地や肌触り、素材にも格別のこだわりがあります。
『第二の肌』のキャッチフレーズを持つほどの肌触りの良さは、何度洗濯しても風合いの変わらない、とてもソフトで上質な素材によるものです。
汗の吸収力も高く、敏感で柔らかな赤ちゃんや子供の肌にも優しく安心です。
この優しい肌触りは、素材だけではなく、その編み方にも秘密があります。
代表的な編み方は、1×1リブ編みと2×2リブ編みの、2種類のリブ編みです。
1×1リブ編みは、表編みと裏編みを1目づつ交互に編んでいく方法で、薄くて繊細な仕上がりになる編み方です。
2×2リブ編みは、プチバトーが最初に作り出した編み方で、表編みと裏編みを2目づつ編んでいく方法です。
表面はちょっとボコボコした手触りになりますが、伸縮性に優れ、身体にぴったりとついてくるフィット感に優れてます。
他にもミラレという細かいストライプ、表はウールで裏はコットンの2枚の生地を極細の糸で編み合わせたウール&コットンや両面編みのインターロックなど、アイテムに合わせた様々な編み方で、着心地の良さを実現しています。
その他、ピコレースと呼ばれる鎖編みの縁飾り、ポワンココットと呼ばれるニワトリのトサカに似た縁飾りなども、見た目の美しさだけではなく、脱ぎ着する時に伸縮する部分の補強の役割を果たしています。
カラーについてもこのこだわりは一貫しており、染色された生地は何度も洗濯のテストを違う水温で受けて色落ちのチェックをされ、様々な光の下での発色テストなど、沢山の厳しいチェックをくぐり抜けたものだけが、ようやくプチバトーのカラーとして認められます。
1994年にあるスーパーモデルがシャネルスーツのインナーにプチバトーのTシャツを着たことから大人の間にも大流行、以来、大人(レディース)のラインナップも登場し、2007年にはメンズのアイテムも加わりました。
このように、肌触りや着心地を追求しつつ、実用性や機能性も兼ね備えた、子供も大人も一度着たら手放せなくなる素晴らしいウェアを100年以上作り続けているのが、プチバトーです。