コムサデモード

コムサ・デ・モードはコムサイズムやプラチナ・コムサを傘下にもつ株式会社ファイブフォックスの中核ブランドです。1980年代DCブランドブームの波に乗って、躍進してきたコムサ・デ・モードですが、その発展の過程は一概に順調とは言えず、DCブランドブームを過ぎた頃から、コムサ・デ・モードの業績も低迷し、苦しい時代もありましたが、終始一貫して、ブランド創設からのコンセプトやスタンスを守り抜いているところに、顧客の期待を裏切らないコムサ・デ・モードの魅力があると言えます。
今ではコムサ・デ・モードの名前どおりコムサ・デ・モードのデザインがモード(様式)になって、定番化していると言えます。会社に行かれている若いビジネスウーマンにとっては、コムサ・デ・モードのスーツは、まずは定番として抑えておきたいアイテムになっていますし、何より有名百貨店に行けば、コムサ・デ・モードのコーナーは設置されているばかりか、コムサストアもかなりの数に上って入るので、そちらでもコムサ・デ・モードのアイテムは購入できると言う、何処でも購入可能な手軽さは他のブランドにないことで、それだけ幅広い販売チャンネルを、コムサ・デ・モードは持っているといえるでしょう。
コムサ・デ・モードの親会社ファイブフォクスもコムサ・デ・モードとともに発展してきた会社と言ってよく、それは現在でも同じです。コムサ・デ・モードは1976年設立ですから、既に30年以上の歴史を刻んでおり、ファイブフォックスも日本のアパレルでも大手に属するほどになり、事業展開もシネコンプレックスをやったり、カフェをやったりと、他分野への事業展開をやる一方で、消費者のニーズに合わせたコムサ・デ・モードの派生ブランドも、数多く手掛けています。コムサイズムはコムサ・デ・モードの廉価版で、ユニクロなどへの対抗ブランドとしての性格があります。プラチナ・コムサはその逆で、コムサ・デ・モードの上位ブランドです。アルチザンやプリッグスなどはファイブフォックスにとって、コムサ・デ・モードに代わる高級ブランドとして創設しましたが、いまだコムサ・デ・モードには及びもつきません。
DCブランドブームに乗った、言わば時代の流れで発展したコムサ・デ・モードのようなブランドを、今の時代に作り出すには、従来のファイブフォックスのやり方では、所詮無理があります。そのためには思い切ったデザイン改革が必要ですが、大手になったファイブフォックスに、それだけの情熱が残っているかは、甚だ疑問です。